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結晶工学:結晶化プロセスのメカニズム解明と多形制御

今日、有機結晶化学の研究は飛躍的に進展し、有機結晶状態ではじめて進行する化学反応や、フォートクロミズム、非線形光学特性、伝導性、強磁性な どの諸現象が有機結晶中でも起こることが次々に明らかにされている。しかし、有機結晶特有の結晶多形現象が頻繁に起こるため、所望の分子間相互作用をもつ 結晶構造を構築するいわゆる「クリスタルエンジニアリング」を実行するのは、困難な場合が多い。この点に着目し、クリスタルエンジニアリングを行う上で必須であるが、これまで手付かずの状態にあった、「結晶多形制御による所望の分子間相互作用をもつ結晶作成のための方法論の確立」を目指す。

(キーワード:クリスタルエンジニアリング・結晶化プロセス・超分子構造・結晶多形転移・X線回折法・全反射赤外分光法・モンテカルロ法)

[主論文: J. Am. Chem. Soc., 124, 13139-13153 (2002); Cryst. Growth Des., 3, 959-965 (2003); Chem. Eur. J., 12, 3515-3527 (2006); Top. Curr. Chem., 269, 53-82 (2007); Cryst. Growth Des., 8, 540-548 (2008); Symmetry, 2, 112-135 (2010) ]

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